インターネットの普及によって、昨今は誰でも簡単に「ネット副業」を始められるようになりました。
ただ、ひとくちに「ネットで稼ぐ」といっても、方法は実にさまざま。
元手ゼロで気軽に始められるものもあれば、多少の資金とリスクを覚悟しなければならないものまであるため、初心者は「どの稼ぎ方がいいの?」と迷ってしまいがちです。
当記事では、ネットでお金を稼ぐ方法を難易度別にご紹介しましょう。
コンテンツ
ネットでお金を稼いでみよう(初心者編)
まず初心者でも始められる簡単な稼ぎ方としては、ポイントサイトやアンケートサイトの利用が挙げられます。
①ポイントサイト
ポイントサイトとは、サイトに掲載されているゲームなどに参加することで報酬(ポイント)が得られるサイトのことです。ポイントサイトでは、
・Webサイトに掲載されている広告のクリック
・サイトに掲載されているゲームへの参加
・他サイトや他サービスへの会員登録
・メールマガジンの受信
などのアクションをすることでポイントが貯まります。
貯まったポイントは一定額ごとに現金や商品券に換えることが可能です。
月々の収入額は人それぞれですが、一ヶ月につき千円前後が収入の平均であることから、お小遣いサイトとも呼ばれています。
②アンケートサイト
アンケートサイトもポイントサイトと同じく、サイトに掲載されている案件に参加することでポイントが貯まります。
ポイントサイトとの違いは、サイトで取り扱われる案件がアンケートに特化している点です。
掲載されるアンケートのジャンルは美容や金融、転職など実にさまざま。
インターネット上で回答したいアンケートを選び、回答欄を埋めて送信することで、後日ポイントが加算されます。
なお虚偽の回答には報酬が発生しないため、回答は慎重に行いましょう。
時には対面や電話でのインタビューが依頼されることもあります。
ポイントサイトやアンケートサイトはなぜ「初心者向け」なのか
ポイントサイトやアンケートサイトが初心者向けといえる理由は、3つあります。
1つめの理由は、元手がかからないこと。
ポイントサイトやアンケートサイトは無料で利用できますし、副業を始めるにあたって用意するものは「インターネット環境」「サイト登録用のメールアドレス」「報酬の受け取り用の口座」などだけで大丈夫です。
2つめの理由は、時間を拘束されないこと。
広告のクリックやアンケートは数分で終わるほか、参加を強制されるものでもありません。
自分の空いた時間を使って稼げるところがメリットです。
3つめの理由は、特にスキルが必要ないこと。
副業に充てる時間も含めて、自分のできる範囲で行うことができるところがポイントサイト系の魅力といえるでしょう。
ネットでお金を稼いでみよう(中級者編)
中級者向けの方法としては、クラウドソーシングやネットオークションが挙げられます。平均的な収入額は仕事量にもよりますが、月1~10万円ほどが一般的です。
③クラウドソーシング
クラウドソーシングとは、「仕事を頼みたい人」と「仕事を受けたい人」がインターネットを通して仕事の受発注を行うことができるサービスのことを指します。
このようなクラウドソーシングの窓口を担っているのが、インターネット上にある「クラウドソーシングサイト」です。
サイト上では発注者から寄せられた多くの案件が掲示され、受注者からの応募をつのっています。
具体的な仕事例としては、ブログ記事の作成、スマートフォンアプリの開発、ウェブサイトのデザインなどが有名です。
クラウドソーシングサイトは受注者と発注者はともに無料で会員になることができ、案件の閲覧から応募、取引先との打ち合わせ、納品に至るまでのすべてをオンライン上で終わらせることが可能です。
お住まいの場所に関わらず、いつからでも副業を始められるところがメリットといえます。
なお、仕事の拘束時間は案件によって大きく異なるため、注意が必要です。
たとえば短いブログ記事の作成なら1時間で終わりますが、アプリやソフトウェアの開発には月単位、長ければ年単位の時間がかかることも珍しくありません。
本業を圧迫しすぎない案件選びも仕事のひとつといえるでしょう。
④ネットオークション
ネットオークションとは、文字どおりインターネット上で行える商取引のことです。
自宅にある不要品や仕入れ物をネットオークションサイトに掲載し、高額落札を狙います。
一般的なオークションと同じく、自分が出品した物に高値がつけばつくほど、つまり仕入れ値との差が出るほど稼ぎがあがります。
出品物を決めるセンスはもちろんのこと、落札者に「欲しい」と思わせる商品の写真を撮る技術、クレームへの対応力なども求められる仕事です。
クラウドソーシングとネットオークションが中級者向けである理由
クラウドソーシングサイトとネットオークションを使っての副業は、いずれも自分が「商品の売り手」である点が似ています。
顧客が求める商品を提供するだけでなく、状況に応じて修正や返品といった対応を行う必要があるところが特徴です。
つまり、顧客に自力で対応するビジネススキルや、売れる商品を選ぶ審美眼、求められる商品を提供する責任感などが必要です。
クラウドソーシングサイトやオークションサイトで副業をする際に守りたいこと
クラウドソーシングサイトで仕事を受注する、またはオークションサイトを使って商品の売買を行う場合は、「納期」と「顧客が求めた品質」を守ることが大前提です。
もし品質や納期に不備があった場合、報酬が支払われないばかりでなく、取引先としての信頼も失う危険性があります。
自分がこなせる業務の範疇を把握したうえで、仕事を選ぶようにしましょう。
たとえばクラウドソーシングサイトで記事作成の仕事を請け負った場合は、あらかじめ納期やルールなどをクライアントと相談したうえで、期日までに成果物を納品しなければなりません。
納品した後も修正の依頼があれば随時対応します。もちろん、他サイトからのコピー&ペーストは厳禁です。
発注者とメールやチャットで連絡を取り合うことが多いので、ビジネスメールの対応経験があれば尚よいでしょう。
「副業だから」が通用しにくい点に注意
このようにクラウドソーシングサイトやネットオークションを使っての副業は、一般的な仕事と同じく、責任感やビジネスマナーが求められるところが特徴です。
自分では「副業だから」と思っていても、顧客はこちらをきちんとした取引相手として認識しており、支払った額に見合う商品や成果物を求めるところも特徴といえます。
仕事の受注に際して、作業量に応じた時間がかかることも予想されるため、本業と副業の時間のバランスを踏まえたうえで挑戦してみてください。
ネットでお金を稼いでみよう(上級者編)
ネットで稼ぐ方法の中でも特に高収入を狙いやすいのが、アフィリエイトとFXです。
それぞれの特色について見てみましょう。
⑤アフィリエイト
アフィリエイトとは、自分が運営しているWebサイトやメールマガジンなどから広告収入を得る稼ぎ方のことです。
あらゆる商品が多様化している現代は、宣伝しなければ物が売れない時代になっています。
「自社商品をもっと宣伝してほしい」と考えている広告主にとって、インターネットはまさに打ってつけの宣伝媒体のひとつ。
個人や企業が持つブログやサイトに広告を掲載できれば、より多くの人に商品の情報を届けることができます。そこで注目を集めたのが、広告を出したい企業と、サイトの運営者が協力して商品を宣伝する「アフィリエイト」という提携システムです。
アフィリエイターは、広告主が宣伝したいと思っている商品を自分のブログ等で紹介し、商品の購入や広告主サイトの閲覧といったアクションを促します。
結果、広告主に何らかの利益が発生した場合、商品の値段や広告クリック数に応じた報酬を受け取ることが可能です。
サイトを運営する技術に加えて根気も要求される稼ぎ方ですが、人気サイトを作ることができれば安定した収入も見込めるところが魅力です。
⑥FXについて
FXとは、日本円やドルといった通貨の価格変動を活用して為替差益やスワップポイントを狙う投資の一種です。
少額の元手で投資をはじめられることや、投資した金額以上のリターンも狙えることから、副業の域を超えた収入を得ることも夢ではありません。
ただし、中には投資額よりも損をしてしまうことがあるため、余剰資金を超えた投資はしないことが大切といえます。
アフィリエイトとFXが上級者向けである理由
アフィリエイトとFXが上級者向けである理由は、労力の多さとリスクの高さにあります。
たとえばアフィリエイトは、サイト運営を通してコツコツと高収入を狙えるところが魅力ですが、宣伝した商品が不人気だったり、サイトそのものへの訪問者が少なかったりした場合は、広告収入の額も微々たるものになってしまいます。
基本的にサイトを長い期間をかけて育て、大きなリターンを得るのがアフィリエイトです。
同じくFXにも、購入した通貨の価値が変化する「為替変動リスク」や、売買注文の際に間違って入力してしまう「電子取引リスク」などの危険があり、一概に稼げると言い切れないのが特徴です。
このように、ポイントサイトやネットオークションと比べると大きなリターンを狙えますが、リスクや労力も桁違いです。
アフィリエイトや為替の知識を身につけながら、少しずつ手を広げていくよう心がけましょう。
まとめ
ネットでの稼ぎ方を難易度別にご紹介しました。
上記をまとめると、ちょっとしたお小遣いがほしい人は空き時間に稼げるポイントサイト、月々の生活費の足しにしたい人は商品やスキルを売るクラウドソーシングサイト(またはオークションサイト)、本業に並ぶ収入を狙いたい人はアフィリエイトやFXがおすすめといえます。
自分の時間を有効に使いながら、「ネット副業」をはじめてみてはいかがでしょうか。
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