アフィリエイト報酬を継続的に獲得するには、Webサイトの規模を大きくし、検索した時のサイトの露出を増やす必要があります。
そのためにしなければならないことのひとつが「SEO対策」です。
ここではアフィリエイターとしてさらに一歩成長するためのSEOテクニックについて見ていきましょう。
コンテンツ
Googleから評価されるWebコンテンツを作ること
現在、検索エンジンにおけるGoogleのシェアは90%以上と言われています(Yahoo!もGoogleの検索エンジンを使っています)。
そのため、「検索エンジンに評価される」とは必然的に、「どのようにすればGoogleから評価されるか」を考えることになります。
では、Googleなどの検索エンジンに評価されるWebコンテンツとは、具体的にどのようなものになるのでしょうか。
それは「ユーザーの利便性を最優先に考えたコンテンツ」になります。
アフィリエイトサイトを作るとき、キーワードを決めてから記事を書くことがあると思います。
そのキーワードは、ユーザーがブラウザの検索窓に打ち込むキーワードです。
つまり、ユーザーにとってキーワードとは、「知りたいこと」「悩んでいること」そのものになります。
※キーワードに関しては、アフィリエイト初心者必読!キーワードの選び方~SEO編~もご参照下さい。
それらのキーワードについて適切な答えを返しているコンテンツこそ、「ユーザーの利便性」を考えられたものといえるでしょう。
SEO対策に効果的な2つの方法
SEO対策にもっとも大切なのはユーザーのことを考えることだとわかりました。しかし、それだけではただやみくもにWebサイト内にコンテンツが並べられてしまいます。
そこで必要になるのが「内的SEO」や「外的SEO」といったものです。
内的SEO
内的SEO(On-page SEO)とは、Webサイト内部のSEO対策です。
これらには「見出しタグの適切な配置」「内部リンク」「サイトの階層」「ページの読み込み速度」などに加え、先ほどの「コンテンツの質」が含まれます。
内的SEOのコツとしては主に下記の4つが挙げられます。
1.見出しタグ
見出しタグは通常、h1タグにページタイトルが当てられ、大見出し、中見出し、小見出しの順にh2, h3, h4タグを使います。
注意しなければならないのは、見出しタグを強調などの装飾に使ってはならないということです。見出しタグを使うと文字が大きくなったり太くなったりしますが、強調や装飾で文字の大きさや太さを変えるときは、bタグやstrongタグを使うようにしましょう。
見出しタグを適切に配置することで、ユーザーはページの構成がわかりやすくなり、かつ検索エンジンにもページの構造を伝えられやすくなるのです。
2.内部リンク
また、内部リンクを貼ることで、記事から別の記事が読みやすくなります。
たとえばアフィリエイトサイトの場合、ひとつの記事から関連ある商品のレビュー記事にリンクすることで、成約率が高くなるでしょう。
このとき、「この記事」や「こちら」といった意味のないテキストにリンクを貼るのではなく、リンク先について具体的に説明したテキストにリンクを貼ることが大切です。
このようにリンクが貼られているテキストのことを「アンカーテキスト」と呼びます。
3.サイトの階層
サイトの階層は、できれば3階層までにすることを心がけましょう。
3階層とはトップページ、親カテゴリー、子カテゴリーの3つになります。
階層が深くなると、ユーザーにとって記事が探しにくい、サイトの構造が分かりにくいというデメリットが生まれやすくなります。
シンプルな階層にすることで、ユーザーは希望のページを探しやすくなるでしょう。
4.ページの表示速度
ページの表示速度が遅いと、ユーザーはそのページを離脱する原因になります。
ページの表示速度を改善するには、使用している画像の容量を軽くする(サイズを小さくしたり、ファイル容量を圧縮する)、画像の読み込みを後回しにする(jQueryやWordPressなどのプラグインを使う)、キャッシュやCDNを使う、サーバを変更するといった方法が考えられます。
WordPressなどの動的ページ(ユーザーやアクセスするタイミングによって表示される内容が異なるページ)の場合、ページを表示する度にデータベースからデータを読み込むという工程が発生します。
そのため、静的ページと比べてページを表示する速度が遅くなりがちです。
キャッシュを使うと、読み込んだページのファイルを一時的に保存します。
次に同じページが読み込まれるときは一時的に保存されたファイルが表示されるため、ページ表示速度が速くなります。
キャッシュを使った代表的なプラグインには「WP Super Cache」などがあります。
CDNは「コンテンツ・デリバリ・ネットワーク」の略で、複数のサーバがコンテンツをキャッシュして表示することで、サーバの負荷を下げる仕組みです。
サーバの負荷が下がることで、結果的にページ表示速度の改善につながります。
一般的には画像や動画といったコンテンツがCDNサーバにキャッシュされます。
CDNの代表的なサービスには、「Cloud Flare」があげられます。
画像ファイルを軽くしたり、キャッシュを使ってもページの表示速度が改善されない場合は、サーバを変更するのもオススメです。
レンタルサーバの場合、規定の転送量をオーバーすると、接続制限をかけられることがあります。
アクセス数に見合った転送量を持つサーバを選ぶようにしましょう。
ページの表示速度を早めることでユーザーにとって利便性がよくなると、結果的にSEO対策につながります。
外的SEO
一方、外的SEO(Off-page SEO)とは、外的、つまり外からの自然なリンク(ナチュラルリンク)を獲得するSEO対策になります。
ここで大切なのは「自然なリンク」であることです。大量に作ったサイトから意図的に貼られた被リンクや、SEO目的で購入された被リンクではありません。
一時期、外的SEOとして多数のサテライトサイト(SEO目的で作られたサイト)からの被リンクを集めるという手法が存在しましたが、Googleのアルゴリズムアップデート(検索結果の順位を決める仕組み)によって、現在は不自然な被リンクはペナルティの対象となりました。
これは「ウェブマスター向けガイドライン」の不正行為にあたります。
WebサイトがGoogleからペナルティを受けると、検索順位が大きく下がったり、検索結果から表示されなくなります。
ペナルティを受けると解除までに多くの手間がかかるため、不正行為はしないようにしましょう。
Webサイトに自然なリンクが集まるようになると、そのWebサイトは検索エンジンによって評価されるようになります。
自然なリンクを集めるためには、良質なコンテンツを作ることが大切です。
もっとも大切なのは良質なコンテンツを作ること
SEO対策には基本的なものから技術的なものから、幅広くあります。
そして、それらはときに難しく感じるかもしれません。
しかし、もっとも大切なのは良質なコンテンツを作ることです。
「コンテンツ・イズ・キング」という言葉もあるように、ユーザーのことを考えた良質なコンテンツを作れば、結果はあとからついてきます。
これは「Googleが掲げる10の事実」にも書かれています。
「ユーザーに焦点を絞れば、他のものはみな後からついてくる。」
引用元:http://www.google.co.jp/about/company/philosophy/
コンテンツを中心に作り、それらを補足するように内的SEOや外的SEOを意識しながら、一歩先のWebサイトを構築していきましょう。
Perfectly written subject material, appreciate it for entropy. “He who establishes his argument by noise and command shows that his reason is weak.” by Michel de Montaigne.