アフィリエイトというと、コンテンツを量産するイメージがあるかもしれません。
けれどもペラサイトは、ページ数が1枚しかないアフィリエイト。
つまり、良質なコンテンツ1ページで勝負するのです。
今回は、ペラサイトの特徴や稼げるペラサイトの作り方をご紹介します。
コンテンツ
ペラサイトとは?
ペラサイトは1ページしかないサイトのことで、縦スクロールのみでリンクのクリックから成約に繋げます。
LP(ランディングページ)のような形式で、1カラムで制作されることが多く、文章量が多いものや画像をふんだんに使用しているものなど、多彩なペラサイトがあります。
ペラサイトの特徴
ペラサイトの最大の特徴は「簡単に作れる」点です。
すぐに作成することができる
ペラサイトは1ページなので、商材やジャンルが決まっていればすぐに作ることができます。
コンテンツを量産する必要がないのは嬉しいポイントですよね。
しかし、1日や数時間で完成するペラサイトも多いですが、成果につながるとは言い切れません。
月に数千円でも報酬があるサイトは、例えペラサイトであったとしても質の高いコンテンツが多くあります。
質の高いコンテンツを制作することが重要です。
1キーワード1サイトで作成する
ペラサイトは、1キーワードで1サイトを作成します。
そのため、「ダイエット」というビックワードではなく、特定のダイエット商品や書籍など、ニッチなキーワードで作成されることが多いです。
ターゲットを絞り込むことにより、成約率をあげることができます。
ペラサイトは稼げる?
稼げるペラサイトは多くありますが、「誰もがペラサイトを制作すれば稼げる」というわけではありません。
稼げるが簡単ではなくなってきた
ペラサイトの魅力のひとつに「簡単に作れる」ことがありますが、検索流入が主なペラサイトの場合、検索順位をあげるためには「質の高いコンテンツ」が大切です。
企業だけではなく個人もアフィリエイトに取り組み人が増えており、単にサイトを量産するだけでは、検索上位を狙うことは難しいといえます。
質の高い長文コンテンツが重要
「良質なコンテンツ」と検索サイトが判断する基準は、文字数や画像数ではなく「離脱率」や「滞在時間」です。
400文字と4000文字のコンテンツで、読むのに時間が掛かるのはどちらでしょうか。
長文の方がゆっくりと読む必要があり、おのずと滞在時間があがるので、長文のコンテンツが多いのです。
しかし、ここで注意したいのが、文章量だけが多くても読み辛かったり、コンテンツの質が低いと離脱に繋がってしまうことです。
見出しを活用して文章を区切ったり、画像を挿入するのも大切なポイントです。
また、あまりに長すぎる文章は読み辛いので、一文の長さも意識するように心がけましょう。
特にスマホ閲覧を想定した場合には、短い文が好まれる傾向にあります。
質の高い長文コンテンツを作るためには、コンテンツの内容だけではなく、デザインや画像の選定など、閲覧環境にも気を配りましょう。
まだまだ、中古ドメインサイトが目立つ状況
ドメインの検索順位にかかわるとされているエイジングフィルター。
立ち上げ間もないサイトに、なかなかアクセスが集まらない原因といわれています。
これにかかってしまうと、一定期間記事がほぼ圏外になってしまいます。
ペナルティーではなくある程度の期間が過ぎると圏外から戻りますが、検索流入がメインのアフィリエイトサイトを運営している方にとって非常に重要な問題ですよね。
このエイジングフィルター、実は新規ドメインの方が適用されやすいといわれています。
そのため、中古ドメインを利用したサイトが目立つのです。
しかしGoogleでは「プライマリインデックス」と「ファストトラックインデックス」というふたつのインデックスの存在があることを明かしています。
ファストトラックインデックスは、Googleの検索結果に仮登録される期間のことで、プライマリインデックスは正式登録のこと。
プライマリインデックスされることで、検索結果から消えてしまうことはないですが、品質が低いと判断されたページに関しては、例外的な扱いとして圏外になってしまいます。
この仮評価の期間には、ページの滞在時間や平均閲覧ページ数や離脱率が重視されます。
その上で「内部リンク」が重要な役割を果たすのですが、新規立ち上げサイトやペラサイトではコンテンツが少なく内部リンクが難しいのです。
そのため、ペラサイトでは中古ドメインを活用し、既にインデックスされた信頼性の高さを利用するケースが多くあります。
まだまだ、被リンクをつけているサイトが目立つ状況
被リンクを大量に送り込むブラックハットSEOは、サーチエンジンからペナルティを受けてしまう危険があり、アフィリエイトサイトの運用ではあまり使われなくなってきました。
しかしペラサイトでは、いまだに被リンクをつけているサイトが目立ちます。
被リンクはインデックスされるのに重要ですが、不自然だったり質の低いサイトからのリンクの場合には、ペナルティを受ける恐れがあります。
被リンクは重要な指標のひとつと紹介されているのは事実ですが、関係のないリンクを大量に貼るのは辞めましょう。
参考:LastescapE「SEOの観点からエイジングフィルターの仕組みを解析『Googleのインデックスは2種類以上』」
稼げるペラサイトの作り方
稼げるペラサイトの作り方のコツをご紹介します。
アフィリエイト案件の選定
ペラサイトでは、複数のアフィリエイトリンクを貼ってしまうと、購入者やサービスの利用者が選択に迷ってしまい、成約につながらないことが珍しくありません。
そのためアフィリエイトで扱う商品やサービスをひとつに絞るのが一般的です。
比較サイトのように複数のアフィリエイトが適するケースもありますので、どんなコンセプトでどんな目的でサイトを制作したいのか良く考えてみましょう。
先ほど触れたように、ペラサイトはニッチなものを取り扱うことで商機を得ることができます。
話題になる前の新しい商品やサービス、新しいジャンルを取り扱うことで、将来大きな収益をあげるサイトに成長するかもしれません。
また、競合はなるべく少ない方が良いものです。
報酬単価が低い商品をあえて狙ってみるのも、ひとつの戦略です。
戦略を立て、競合に優位性を保つことで、稼げるサイトを作ることができるようになります。
キーワードの選定
ペラサイトのコンセプト設定をキーワードの選定から始めた場合、アフィリエイト案件は沢山ある中から選ぶことができます。
また、SEO対策がやりやすいのも嬉しいポイントです。
しかし、報酬単価が低くなってしまう可能性が多いので、収益はアフィリエイト案件の選定から行った場合よりも低くなるケースが多くあります。
選定したキーワードは必ず検索を掛け、ライバルがいないかチェックをしましょう。
検索上位にアフィリエイトサイトが多い場合には、他のキーワードを選定しなおしたほうが無難です。
もしキーワードを変更しない場合には、ライバルサイトのコンテンツ量や内容を確認し、より質の高いコンテンツを制作するように心がけましょう。
ペラサイト作成
ペラサイトの作成では「良質な記事を書くこと」が一番重要です。
・サイトのターゲットを決める
「誰に買ってほしいのか」を明確にし、購入者の性別や年齢などを考慮したうえで、コンテンツの制作を行いましょう。
サイトのフォントや画像の選定なども、購入者によって変化します。
例えばシニア層がターゲットの場合、フォントは可読性が高く大きい文字の方が好まれます。
20代の若い女性がターゲットの場合には、PC閲覧よりもスマートフォンの閲覧が多く、スマホで表示した場合に読み易いサイトの方が成約に繋がるのです。
サイトのターゲットを明確にし、成約率をあげましょう。
・質の高い記事とは
読者にとって質の高い記事は、「ユーザー目線」で書くことが重要です。
コピペをせずに自分で執筆をしたオリジナルの文章で、画像は文章の内容に合ったものになるよう心がけましょう。
特にペラサイトで注意したいのが「記事の流れ」です。
アフィリエイトを目的としたペラサイトでは、読者に「ベネフィット」を提供することが大切です。
読者にとってどんな価値があるのか、どんな未来を得ることができるのかを理解してもらうことで、自然に成約に繋げることができます。
また、成約につながるストーリーはあくまで自然になるように心がけましょう。
記事の改善・加筆
稼げるサイトを作るためには、記事の改善や加筆が必要不可欠です。
タイトルや見出しの改変だけではなく、文章表現など細かい箇所を見直し手を加えていくことで、成約率をあげることができるようになります。
ペラサイトでは更新を行わない方も多いですが、ある程度の報酬を得られるサイトに育てるためには、記事の改善や加筆を行い、ベストを模索することが大切です。
記事を改善・加筆する際には、離脱率滞在時間だけではなく、「ヒートマップ」を参考にすると、文章のどの箇所で離脱が起きているのか知ることができますので、是非活用してください。
小規模サイトに拡大
まとまった成果があがるようになったペラサイトは、コンテンツを増やして小規模のサイトに拡大していくことで、より収益を上げることができるケースが多くあります。
気になるキーワードや商材を見つけたら、簡単に制作できるペラサイトをまずは作成して、反応を見てからサイトを拡大することで、成果のあがるサイトに育てることができます。
まとめ
簡単に作成できるペラサイトですが、稼げるサイトにするためにはご紹介したポイントをおさえることが大切です。
頻繁に更新をする必要がなく、大量のコンテンツが要らないペラサイトは、専業だけではなく副業のアフィリエイターにもピッタリです。
ペラサイトを制作して、より収益性の高いサイト運営を目指してみてはいかがでしょうか。