「アフィリエイトはネットで商品を宣伝するのが仕事だから、業界人やクライアントとのリアルな交流もほとんどなさそう」
アフィリエイト初心者の中には、このような理由から名刺を持たない人も多くいます。
しかし、ネットを主な活動場所にしているとはいえ、アフィリエイターのクライアントや同業者はあくまで「人」です。
今回は、アフィリエイターが名刺を持つべき理由や、名刺の作り方のポイントについてご紹介しましょう。
コンテンツ
アフィリエイトのイベントで使用できる
アフィリエイターとしての名刺を作っておくと、アフィリエイターの懇親会やセミナー、フェスティバルなどで人脈を広げられるようになります。
たとえば、以下のような人と交流を図ることが可能です。
広告主
アフィリエイトは「自分のサイト等でサービスや商品を宣伝する(広告を出す)かわりに、成果に応じて報酬を得る」仕事です。
つまりアフィリエイトには、商品を宣伝して欲しいと思っている「広告主」がいます。
通常のアフィリエイト活動では、このような広告主とアフィリエイターが都度、広告掲載の是非について直接やりとりすることはありません。
なぜなら、ASP(アフィリエイト・サービス・プロバイダ)と呼ばれるインターネット上の広告代理店が、広告主とアフィリエイターの仲介役をしているから。
アフィリエイターはASPに登録し、認可を受けることで、同じくASPを利用しているさまざまな企業の広告を自サイトに掲載できるようになります。
ただ、仲介役のASPが広告主とアフィリエイターが直接交流を図れるイベントを開催することも珍しくありません。
広告主とコミュニケーションが取れるイベントに参加し、名刺を交換することで、新しい仕事のチャンスに恵まれることも。あらかじめアフィリエイターとしての名刺を作っておけば、急にイベントに誘われた際にも落ち着いて参加することができますよ。
アフィリエイトASP
アフィリエイターをしていると、ASP主催のセミナーやイベントの報せをもらうことがあります。
イベントに参加した際に、主催者や担当者から名刺をもらうことも珍しくありません。
ここで意外と先方から見られているのが、名刺の内容や有無。
「まだ名刺を作ってなくて……」と答えた場合は、長くアフィリエイトを続ける気がないのかな、と判断されてしまう可能性もあります。
本気でアフィリエイトに挑戦するつもりであれば、できるだけ早めに名刺を用意して、実績に応じて名刺内容も推敲するようにしましょう。
アフィリエイター
アフィリエイト活動やセミナーへの参加を続けていると、同業者であるアフィリエイターと知り合いになれる事があります。
同業者との交流は良い刺激になりますし、サイト作りのコツやノウハウを教えてもらえることも。なにより同業者の名刺は、「ライバルがどのようにクライアントにアピールしているのか」を学ぶきっかけにもなります。
ライバルの名刺づくりもぜひ参考にしてみてくださいね。
名刺に記載すべき情報とは
「アフィリエイターでも名刺を持ったほうがいいのはわかった。
でも、具体的にはどんな項目を載せればいいの?」
アフィリエイターの名刺も他の職種と同じく、自分の個人情報とアピールポイントを載せることが基本となります。
【名刺に載せる基本項目】
・名前(本名もしくはサイト上のハンドルネーム)
・メールアドレス
・サイト名、サイト紹介、QRコード
【必要に応じて】
・自分の顔写真(または似顔絵やアバターなど)
・SNSのID
・スカイプID
・住所(本住所のほか、私書箱の住所など)
・携帯電話番号
・自分の個性が伝わるキャッチコピー
なお、本名や顔写真、住所といった個人を特定しやすい情報については、交流を深めた人にのみ教えるスタイルでもかまいません。
特に、ブログの運営者が公になる「身バレ」を防ぎたい場合は、「個人を特定できる情報入りの名刺」と、「匿名性が高い名刺」を相手に応じて使い分けるとよいでしょう。
アフィリエイターの最大の名刺となるのは、自分が運営している「サイト」です。
名刺を見ただけでどのようなサイトを運営しているかが分かる名刺づくりを心がけてみてください。
名刺の作り方
名刺の作り方には、主に2つの方法があります。
1つめは、名刺デザインから印刷までをすべて自分で行う「自作」です。
インターネットからダウンロードできる無料の名刺テンプレートと自宅のプリンター(自宅にない場合は、コンビニや印刷屋のプリンターなど)を使えば、比較的簡単に名刺を自作できます。
名刺作成の費用をリーズナブルにおさえたい人におすすめです。
2つめの方法は「外注」です。インターネットの名刺作成サービスサイトや印刷屋に、名刺のデザインや印刷などを依頼します。
たとえばネット印刷通販サイトのラクスルでは、以下の手順で名刺作成を依頼することが可能です。
デザインデータの用意
まず、名刺のデザインデータの作成を行います。
ラクスルは、特別なデザインソフトを持っていなくても名刺のデザインができるようになる点が大きな魅力。
公式サイトのオンライン上でプロが作ったデザインテンプレートを自由に編集し、自分ならではの名刺を作成することができます。
もしオンライン上に好きなデザインがない場合は、ラクスルの入稿用テンプレートを使って、自分好みのデザインデータをオフラインで作ることも可能です。
なお、ラクスルの名刺のテンプレートサイズには、オーソドックスなサイズである「一般名刺」と、外資系企業で用いられやすい「欧米名刺」、女性らしさを演出できる細身の「小型名刺」などがあります。
手持ちの名刺入れのサイズやお好みにあわせてダウンロードしてください。
商品の注文
デザインデータが完成したら、ラクスルの公式サイトで注文手続きを行いましょう。
名刺の枚数や紙質、出荷予定日、名刺の配送先などの必要項目を入力したのち、前払いで名刺の代金を支払います。
注文手続きが終わったら名刺のデータを入稿し、デザインの最終確認を行います。
誤字脱字や情報の記載漏れがないかどうかを、今一度チェックしましょう。
デザインの最終確認が完了したら、あとは受取日を指定して名刺の到着を待つだけです。
インターネット上で名刺デザインの作成、入稿、支払いまでを済ませられるので、忙しくてなかなか印刷屋に行けない人や、近場に名刺の制作会社がない人にもおすすめのサービスといえるでしょう。
できるだけ印刷屋を活用しよう
なお、名刺のデザインについては自分好みのもので構いませんが、印刷についてはできるだけ専門店に依頼することをおすすめします。
アフィリエイターの名刺はあくまで「自分が作ったサイト」ではありますが、名刺の出来や質が粗末であれば、名刺を渡した先方に仕事への姿勢を疑われてしまうリスクがあります。
アフィリエイターは運営者がサイトの顔であり、経営者です。
広告主や同業者との人脈をスムーズにひろげるためにも、名刺の紙質や厚みにもぜひこだわってみてください。
名刺でビジネスを広げていこう!
自分の名前やサイト名を記載した名刺があれば、アフィリエイターとしての人脈もひろげやすくなります。
なにより、アフィリエイターとしての名刺を持てば、「アフィリエイトを続けていくぞ」という気持ちを自分自身ないし周囲にもきちんとアピールできるようになる点がメリットです。
自分らしい名刺を作って、アフィリエイトビジネスに弾みをつけてみてくださいね。