アフィリエイト塾を運営し、数々の成功者を育成してきた羽根田雅幸さん。
羽根田さんと言えば、長くアフィリエイトをしている人なら知らない人はいないほど有名な方です。
今回は塾の運営を通して感じた、これからアフィリエイトを始める方が気をつけるべきポイントや心構え、そしてアフィリエイトに欠かすことのできない「ユーザー視点」についてお伺いしました。
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試行錯誤を繰り返し、考えられるだけの挑戦をする。人気塾講師とアフィリエイトとの出合い
――――――――羽根田さんがアフィリエイトを始めるまでは、どんなお仕事をされていたのですか。
20年ほど前にパソコン教室を開講し、講師をしていました。
ちょうどWindows 95が流行り始めてきた頃ですね。
パソコン教室で教えるかたわら、ホームページの作成やパソコンの修理をするといった仕事をしていました。
――――――――どのような経緯でアフィリエイトに出合ったのでしょう?
15年ほど前、ある会社から私の運営していたホームページに広告を掲載させてほしいという問い合わせがありました。
当時はアフィリエイトについて何も知らなかったのですが、自分のサイトに広告を掲載することで、お金がもらえることにただただ驚きました。
そこでいろいろとネットビジネスについて調べていくうちに、アフィリエイトについて知りました。
――――――――アフィリエイトを始めてからは、軌道にのるまでどのくらいの時間がかかりましたか。
1年くらいかかりましたね。
特に最初の3カ月は全然うまくいきませんでした。
それでも腐らずに自分なりに試行錯誤を繰り返してきました。
サイト内のランキング戦略を練ったり、自分でサイトを作ったり編集したりといろいろチャレンジしてみました。
元々パソコン教室をやっていたので、サイトを作ることはひと通りできました。
Webが台頭しはじめて間もないころでしたから、こうした技術を持っていたことが役に立ったんです。
そして約1年かけて奮闘してきた末に、ようやく月収が100万円を超えました。
とにかくたくさん失敗する。全てのアフィリエイターに意識して欲しいこと
――――――――今やアフィリエイト塾の講師としても活躍されている羽根田さんですが、授業を受講するアフィリエイト初心者の生徒さんに必ず教えることは何ですか?
受講する生徒さんがどこまでできるかにもよるので、それぞれ教えることは違いますが、共通することは「取り組み方」「正しい考え方」「間違った考え方」「意識」の4つです。
最初から「うまくやりたい」「効率よく稼ぎたい」と思っている初心者の方は少なくありません。
みなさん、やはり失敗したくないんですよね。
極端な話「3カ月で100万円を稼ぎたいからそのノウハウを教えてほしい」という方もいらっしゃいます。
しかし、アフィリエイトはそんなに甘くありません。
まったくの初心者が短期間でそこまでの利益を稼ぐのは不可能に近いことをまず、きちんとお伝えします。
それを踏まえた上で、正しいことを正しくやること、そして自分で試行錯誤しながら挑戦していく大切さを教えています。
――――――――アフィリエイトで成功する人、失敗する人の違いはどんなところにありますか。
アフィリエイトにおける一連の流れをまず理解すること。
そして、その流れを押さえた上で、オリジナルなものを作ることができるか。
この2点がアフィリエイト成功者のポイントだと思います。
お金を稼げている人は、稼げるようになるまで「流れ」をきちんと理解していますし、ひとつのやり方に固執せず、臨機応変に行動ができる人は、アフィリエイトに強いです。
たとえば、最初から「ブログで稼ぐ!」と決めつけてしまうのはあまりよくありません。
ブログが得意な人、SNSでアフィリエイトをやるのが上手な人、メルマガで稼げる人など、人には得意不得意がありますから。
――――――――自分の向いている領域を見極めて、そこでオリジナルなものを作ることが大事なんですね。
その通りです。
たとえばブログをやるのなら、自分の好きなテーマでブログをやればいいんです。
自分が興味あることなら熱を持って書けるでしょうし、何よりそれがオリジナリティのあるものになりやすいんです。
誰かの小手先だけのテクニックを真似しても、うまくはいきません。
肝心なのは上手な人の真似ではなく、その人がどんなオリジナリティを出しているのかを分析して、自分のアフィリエイトに活かしていくことです。
――――――――どこでどんなオリジナリティを出していくか以外に、アフィリエイトで成功するための秘訣を教えていただけますか?
とにかくたくさん挑戦して、たくさん失敗することですね。
よく「失敗は成功のもと」だと言いますが、アフィリエイト業界でも同じことが言えます。
失敗をした人は、最終的に上手くいくことが多いです。
失敗が嫌でやめてしまう人も多いのですが、失敗しなければ成功もありません。
そして失敗を繰り返しながら、考える力をつけましょう。
どのようにやったらうまくいくかなと自分で考える。
そしてまた挑戦する。
また失敗したらまたその原因と対策を自分で考える。
とても地味な作業に見えるでしょうけど、まずはこの壁を乗り越えないと、アフィリエイトで稼ぐことはできません。
最初の1カ月はサイトを立ち上げない?徹底した「ユーザー視点」が稼ぐカギ
――――――――アフィリエイトをこれから始めようとする初心者が、最初にやるべきことはどんなことでしょうか。
初めからサイトを作らずに、まず自分が好きなサイトやブログを徹底的に見ること。
自分が好きなサイトをとにかく見て、研究するんです。
なぜ自分はこのサイトがいいなと思ったのか?どんなところがいいのか?何がおもしろいのか?
サイトの魅力をひとつひとつ明確にしていく。
これこそが「ユーザーの視点」なんです。
そしてこのユーザーの視点、すなわちユーザーがおもしろいと思う見方が十分に磨かれたら、いよいよサイト制作に入っていってください。
――――――――これは羽根田さんの塾でもお話されるのでしょうか?
必ず話します。そして受講して最初の1か月はサイトを立ち上げずに、とにかくサイトを見てユーザー視点を養ってもらうほど、徹底しています。
そしてアフィリエイトをやったことがない人はもちろん、多少経験したことがある人にもこの話は必ずします。
なぜならアフィリエイトで失敗する多くの人は、ユーザー視点ではなく「アフィリエイター視点」でサイトを作ってしまいがちだからです。
要するにとにかく手っ取り早く稼ぎたい、という気持ちが表に出過ぎてしまうと、結果的に稼げずに挫折してしまうんです。
そういったコンテンツは当然、コンテンツを見ている側からしたらおもしろくないですし、ましてやそのコンテンツを見て商品やサービスにお金を払おうとは思わないですよね。
時間はかかるかもしれないですが、ユーザー視点を忘れないコンテンツは、必ずファンがついてきます。
そして、ファンがついてくれば自然と稼げるようになりますから。
――――――――コンテンツはユーザーのためのもの。まずその基本を守るところからアフィリエイトを始めていくことが大切なんですね。本日はお忙しいところ、貴重なお話をありがとうございました。