アフィリエイトサイトを運営する場合、サーバー選びとドメイン選びが大切です。
特に、ドメインはサイトへのアクセス数に関わります。
あなたが作りたいアフィリエイトサイトが、ドメイン選びを失敗したことで収益に繋がらないこともあるため、ドメインについてきちんと理解した上で取得するのがおすすめです。
ここでは、アフィリエイト向けの独自ドメインの選び方を解説し、おすすめのドメイン業者を紹介します。
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独自ドメインとは?
そもそも、ドメインとはウェブサイト(ホームページ)の住所のようなもので、その住所に好きな名前を付けられることを「独自ドメイン」と呼びます。
全てのウェブサイトには、ドメインによって様々な名前が付けられ、同じドメインは2つとありません。ドメイン名の重複ができないため、独自ドメイン選びは早いもの勝ちになります。
しかし、ドメインを焦って取るのは禁物。独自ドメイン名と末尾のドメインの組み合わせなどを間違えると、サイトのSEOに関わり悪い影響も出てきます。
では、末尾はどのように何を選べば良いのでしょうか?
末尾は何を選べばいいの?
独自ドメインを決めるさいに、悩むポイントは末尾部分です。末尾とは、いわゆる「〇〇.com」「〇〇.net」の箇所のこと。
基本的には自由で問題ありませんが、末尾の選び方は特徴や用途によって選ぶのが良いです。
末尾の種類はどれでも良い?
.comや.netなどのドメイン末尾は、トップレベルドメイン(TLD)と呼ばれており、大きく「分野別トップレベルドメイン(gTLD)」と「国コードトップレベルドメイン(ccTLD)」の2種類に分かれます。
例えば、.comや.netは「分野別トップレベルドメイン(gTLD)」に分類されており、誰でも登録が可能です。
一方で、「国コードトップレベルドメイン(ccTLD)」については、原則としてISO(国際標準化機構)のISO3166 で規定された2文字を使います。
例えば、「.jp」「.us」「.eu」などを指します。誰でも登録はできずに、正式な募集で受かったサイトのみが使うことを許されています。
主な末尾のそれぞれの特徴(net.info.biz)
ドメインの末尾の特徴は、一般社団法人「日本ネットワークインフォメーションセンター」が公表している一覧表が参考になります。以下で主な末尾を並べてみました。
ドメイン末尾 | 用途 | 登録対象 |
com | 商業組織 | 世界の誰でも登録可 |
net | ネットワーク用 | 世界の誰でも登録可 |
info | 制限なし | 世界の誰でも登録可 |
biz | ビジネス用 | ビジネス利用者 |
org | 非営利組織 | 世界の誰でも登録可 |
表にある通り、用途と相性の良い登録対象が、それぞれには決まっています。
例えば、よく見かける「com」は商業組織、「biz」はビジネス用です。
独自ドメイン契約2年目以降の金額に要注意
独自ドメイン名と末尾が決まったら、ドメインを提供している業者と契約をします。
契約をするさいに気をつけるべき点は、2年目以降の金額です。
アフィリエイトサイトを運営し成果を出すためには、独自ドメインを使ったサイトを長く続けることが大切。
わずか1年ほどで成果は出にくいため、サイトのドメイン契約をする時は複数年契約をするか、1年毎に更新していきます。
複数年契約をする場合、契約金額を勘違いしやすいです。
例えば、ドメイン業者のひとつ、「お名前.com」のドメイン料金一覧表を見てみます。
ドメイン名 | 登録料金(1年) | 登録料金(2年以上) | 更新料金 |
.com | 1,040円 | 610円+1,280円 | 1,280円 |
.net | 1,080円 | 1,080円+1,280円 | 1,280円 |
*2017年9月現在の料金で税抜です
「.com」をサイトに導入する場合、「登録料金」が1年契約なのか2年以上契約なのかで金額が違うのがわかります。
上記の表の場合、1年契約では「1,040円(税抜)」がかかりますが、2年以上の契約の場合、「1,890円(610円+1,280円)×契約年数」で算出されるのです。
ここで勘違いしやすいのは、2年目は登録料金を支払うことはないということ。でも、「登録料金」は契約段階でのみ支払うだけで、ドメインを更新する場合は、「更新料金」しかかかりません。
つまり、表を参考した場合、ドメインを更新するには「1,280円(税抜)」のみを支払うだけでOKです。各ドメイン業者によって2年目の金額が違うため、契約前に事前に確認しておきましょう。
Whois情報公開代行に要注意
独自ドメインを取得時にドメインの「登録年月日」や「有効期限」「登録者の名前・住所」等が公開される情報を、「Whois情報」と言います。
ドメイン業者には公開代理制度があり、ドメイン業者はあなたの住所、氏名、電話番号などのWhois情報の公開を代行してくれます。
つまり、ドメイン業者が提供する「Whois情報公開代行サービス」というもので、設定をすれば個人情報は公開されません。
ドメイン管理画面から「情報公開を代行する」を選択すれば、代行させる設定が可能です。
しかし、Whois情報公開代行サービスは基本的に無料でできるのですが、「お名前.com」だけ、はじめに独自ドメインを取得した段階で、Whois情報公開代行サービスをしてもらうための項目にチェックを入れないと無料で行ってくれません。
後から代行を頼む場合、毎年サービス料金がかかります。
お名前.comでドメインを取得する場合は、はじめに「Whois情報公開代行サービス」にチェックを入れて、独自ドメインを取得するように心がけましょう。
アフィリエイトサイトにあったドメインを考えよう
独自ドメインを取得する場合は、アフィリエイトサイトにあったドメインを考えてください。
なぜなら、アフィリエイトサイトがドメインと合わないと、サイトの信頼性やSEOによる流入に関わってくるからです。
例えば、ドメインが「beauty.com」なのに、料理レシピを掲載しているサイトだと、ドメイン名からどんなコンテンツが掲載されているかわかりませんよね。
検索結果に表示されたとしても、ユーザーがURLをみた時に「欲しい情報と関連性があるサイト」だと判断されない可能性もあります。
また、サイトのコンテンツとドメインに違いがあると、検索できたユーザーをがっかりさせるだけでなく、SEO観点からみても良いサイトとは判断されにくくなります。
有益なコンテンツを生み出すアフィリエイトサイトを作りたいなら、積み重なった情報からのサイトの信頼性や検索上位表示などに欠かせません。
重要なキーワードや、コンテンツ内容が明確になるため、SEOにも強くなります。
ですので、アフィリエイトサイトにあったドメインを考えるが良いのです。
おすすめのドメイン業者3選
アフィリエイトサイトを作る上で、おすすめのドメイン業者を3社紹介します。
ムームードメイン
ムームードメインの特徴は料金の安さです。
ドメイン取得料金が最安値100円以下で、管理のしやすさが人気のドメイン業者です。
ドメイン名 | .com | .net | .biz |
料金
(2年目の料金) |
1,040円
(1,280円) |
1,080円
(1,280円) |
699円
(1,480円) |
*2017年9月現在の料金で税抜です
格安のレンタルサーバーとして有名なロリポップと関連しているため、できるだけ費用を抑えてアフィリエイトサイトを作りたい方には有効です。また、Whois情報公開代行料金が無料な点もメリットでしょう。
参考:ムームードメイン
エックスドメイン
エックスドメインの特徴は、2年目の料金が高くならないことです。
基本的に1年ごとの更新型契約となるため、料金が変わらない仕組みになっています。
詳しくは以下の料金表を参考にしてください。
ドメイン名 | .com | .net | .biz |
料金
(2年目の料金) |
1,180円
(1,180円) |
1,180円
(1,180円) |
1,380円
(1,380円) |
*2017年9月現在の料金で税抜です
また、独自ドメイン契約をしていなくても、「HTMLサーバー」「PHP・MySQLサーバー」「WordPress」の3種類を利用できます。
さらに、Whois情報公開代行料金も無料です。
参考:エックスドメイン
お名前.com
お名前.comの特徴は格安でドメインを取得できる点です。
先述したムームードメインもドメイン料金は安いですが、それ以上に安い値段で契約できます。
ただし、2年目以降は料金が高くなるため、注意が必要です。
ドメイン名 | .com | .net | .biz |
料金
(2年目の料金) |
1,040円
(1,280円) |
1,080円
(1,280円) |
299円
(1,480円) |
*2017年9月現在の料金で税抜です
前述のようにWhois情報公開代行については、ドメイン取得時に申し込むと無料です。
ただし、申し込みを忘れてドメインを取った後の場合、年間980円(税抜)がかかります。
参考:お名前.com
まとめ
アフィリエイトサイト運営に大切な、独自ドメインについて解説しました。
独自ドメインを取得すれば、サイトのコンテンツを検索上位に表示させる手助けをしてくれるだけでなく、サイト自体の信憑性・信頼性も上がります。
独自ドメインを確実に取得して、サイトに合ったドメインを選びましょう。紹介したおすすめのドメイン業者を参考にして、アフィリエイトサイト運営に役立ててください。
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